がん
食道がん
食道がんは、日本人の死亡原因の中でも上位にあります。最近では生活習慣病が原因となり発症する場合もあります。食道がんも、自覚症状が少ないか、無いことがほとんどで、早期発見の機会としては、定期検診や人間ドックで内視鏡検査を行うこと以外にありませんが、早期発見した場合は、完治も可能ながんです。
食道がんは、進行するにつれて、飲食時に違和感を覚えたり、体重減少や胸の痛みなどを感じるようになります。
予防するには、節度を持った生活を試みることです。例えば、禁酒禁煙を徹底するだけでなく、発がん性物質が含まれる添加物の多い惣菜を購入するのではなく、抗がん作用のある野菜を中心とした食生活に切り替えましょう。体型も適切な範囲内にできるように、適度に運動を行うことが重要です。
また、食道がんの原因のひとつに、熱い飲み物をそのまま飲んでしまうことがあります。熱い飲み物が食道を通るたびにダメージが加わり、悪性腫瘍が発生してしまうことがあるためです。
食道がんの治療は、初期の段階であれば放射線治療によって直すことが可能です。中期から後期の場合は、抗がん剤を併用しながらの外科手術になることがほとんどです。この場合、食べ物が喉を通らなくなってしまうことが多く、外科手術も重なり患者様の負担が大きくなります。このように負担の多い食道がんの治療に発展しないためにも、日頃から生活習慣に注意して、定期検診を行いながら僅かな異変も見逃さないようにすることが重要になります。